来年夫が65歳。
繰り下げするかどうするか悩んでいましたが、原則どおり65歳から受給すると決めました。
ただね、
このまま継続して働く予定なので、働きながら年金を受給すると、「在職老齢年金」のルールが適用され、年金支給カットされる計算。
現在(令和7年)は総報酬(月給+年金)が月51万円を超えると、超えた部分の1/2が支給停止になりますが、来年令和8年はなんと62万円を超えた部分の1/2になるみたいです。
これは年々金額が改正され、だいぶ、緩和されている感じは受けますが、それでも月約5万円近くはカットされてしまう計算になりました。
なんだかなあああ。
これを損とみるか、それでももらうほうがいいと捉えるか。
少しでも多く年金を受給したいので、老齢基礎年金だけ受け取って、老齢厚生年金を繰り下げしようか。
そうすると支給カットの対象にならないので、年金がカットされるという不満はなくなる。
(在職による支給停止は老齢厚生年金に対して行われるもので、老齢基礎年金は支給停止の対象外)
ところがですよ、
例えば1年だけ繰り下げる、2年我慢する、いや3年は待てる…でシミュレーションしてみたら、
予定通り65歳から受給開始した金額に追いつくのは82歳ころになるというのが判明。
82歳にならないと追い越せない。
つまり、82歳以上生きるならお得。
その前に死んでしまえば損。
これは例え在職老齢年金でカットされた金額でも82歳になるまでは普通に65歳から受給していたほうがいいという試算。
だって65歳から受給開始し、仮に支給カットされたにしても、1年で185万円は受取り済みなのですから。
すでに受給した185万円を挽回させてそれを超えるのに82歳までかかる。
私の職場って今70歳から80歳前後の高齢者が多いのですが、皆さんいろいろ健康問題を抱えています。
やっぱり健康なときに楽しまないと……。
今まで教育費や生活費に苦労してきたので、これから動けるうちに自分たちのためにお金を遣いたい!
アクティブに動けて、楽しめるときにお金がなくて我慢しなければならない、
そしていざお金に余裕ができるようになったら、今度は自分の身体がしんどい、気力・体力がない。
旅行にも行く気にならない。(これは今でも面倒臭くなってきました。あと10年後はさらに面倒臭くなるという懸念……)
そんなことになるよりは、
夫婦とも健康なうちに、給料+年金でちょっと余裕のある暮らしをするほうがいいかな……と。
例えば想定外で100歳まで生きてしまったら、あのとき繰り下げしておけばよかったと思うかもしれない。
だけど、今を思いっきり楽しんでおけば、そんな後悔はしないかも。
あるだけの暮らしを慎ましくやればいいのだし。
介護施設や老人ホームに入居せざるを得なくなった場合、そのときにまた考えればいい。年金の範囲内のところがきっとあるはず。
(これについては自分がボケてしまったら、すまん、子どもたちよ。あとは私の年金で工面してくれ)
しかも繰り下げて年金多くもらえるようになったとしても、税金や保険料が高くなってしまう可能性も高くなるわけで。
1ヵ月繰り下げしたら+0.4%、1年で8.4%増は一瞬魅力を感じましたが、まだ若いうちにお金をもらって余裕ある暮らしのほうがいいな。
で、いろいろと調べていくうちに裏技を発見しました!
支給カットされず満額もらえ、しかも合法で。それについては次回以降に続く!
興味があれば読んでみてね。