アラカンwoman、shinoです。
数年前、前職の会社で福利厚生の一環としてマネーセミナーが行われた際、資産運用の話になると尻込みしてしまいました。
というのは、その時期子どもたちは大学生2人、高校生1人と教育費にお金がかかる時期で、とても資産運用する余裕がなかったから。
必要性は感じていたものの、余剰資金なんてありません。
ここにきて、ようやく教育費から解放され、老後の資金について考えられるようになりました。
しかしやっていることと言えば、教育費として月々プールしていたお金をそのまま普通預金に積み立てているだけ。当然ながら増えません。
これではダメだと危機感が芽生えたときはじめて投資に目を向けることができました。
お金に働いてもらいたいけど、できればローリスクなものがいい。
そもそも投資とは何ぞや?から始まる。
投資と言ってもいろいろありますよね。
株式投資や、不動産投資、仮想通貨やFXなどなど。

投資の概念
投資とは、将来の利益を期待して、株式や債券、投資信託などの金融商品に資金を投じること。
つまり、お金に働いてもらう意識。具体的に株式・債券・不動産が投資に当たります。
株式投資
株式投資とは、企業が発行する株式を売買することで、企業の成長による利益や株価上昇によって資産を増やす投資方法。
株は、株式会社の所有権を細切れにしたもの。これを持つということは、その会社のオーナーになるという意味を持ちます。
会社が発展して大きくなれば、その所有権の価値も高くなります。
そして株の所有者は持っている株の量に応じてその会社が上げた利益の一部を「配当」という形でもらえます。
債券投資
債券投資とは、企業や政府、地方公共団体などが発行する債券を購入し、利息を受け取り、満期に元本を回収する投資方法。
公共債(国内)、民間債(国内)、外国債券などがあり、利用者が債券を購入すると、借用証書のようなものが発行されます。毎年一定の利率で利子を受け取ることができ、満期時には額面金額が戻ります。
不動産投資
不動産投資は、不動産を購入して家賃収入や売却益を得る投資方法です。
マンションやアパート、一戸建て、店舗、オフィス、倉庫などの建築物が対象となります。
入居者が定着すれば長期的に安定的な収益が見込め(インカムゲイン)、購入時よりも高く売却すること(キャピタルゲイン)で利益を上げることができます。
ただし地価の変動などで購入価格よりも下回ることもあります。
不動産の購入に当たりある程度の資金が必要で、優良な物件を選ぶには情報収集や不動産市況の把握をしていなければ難しいです。
株の値動きを見て売り買いすることや、高額なお金が必要となる不動産投資は初心者にはハードルが高いです。
そこで私たち投資初心者が着目するのは、「投資信託」です。
投資信託とは
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金(ファンド)としてまとめ運用の専門家が株式や債権などに投資・運用する商品のこと。

投資はギャンブル?
投資はギャンブルという風に感じる人もいるかもしれませんが、厳密にはそれとは違います。
利益を見込んでお金を出すという点においては同じように思いますが、ギャンブル(賭博)は、運や偶然の結果に大いに依存し、短期的な利益を追求する行為です。あることに賭けた結果、達成されたときにリターンがありますが、高いリスクを伴い、その利益は誰かの損失から来ています。
競馬やパチンコ、宝くじなどがこれに当たります。
賭博ではないけれど、ギャンブル性の高いお金の出し方もあります。
例えば、何らかの相場の短絡的な動きを予測し、「高くなるから買う」「安くなるから売る」というその機会に資金を投じて利益の獲得を狙う「投機」がこれにあたります。
これは先物取引、仮想通貨やFXや株のデイトレードなどが該当します。
ズブの素人がやって、ビギナーズラックはあるかもしれませんが、継続的に勝ち続けるには、情報収集力と高度な分析力が必要になります。

しっかりとした資産形成を目指すには、お金に働いてもらう投資にどれだけ近づけるかがポイントとなります。
それには限りなくギャンブル的な要素を減らすこと。
例えば、
一つの会社にすべてのお金を投じる一点集中した投資や、短期間で投資先をとっかえひっかえすることは、お金がうまく働けず、結果的に限りなく投機に近い投資となってしまいます。
これを防ぐには、
なるべく長期間、さまざまなものに分散した投資を行うこと。
私たちのような普通の人間が、短期間の株価の値動きを読んで予測することは難しいです。
その一方、仮に今景気が低迷していても、今後10年、20年後、まさか農耕時代のような暮らしに戻ることは考えにくく、間違いなく現在よりも社会は発展し、世界の経済は成長しているでしょう。
ただ、それが具体的にどんな企業が発展するのかは誰にもわかりません。
なので、私たち普通人は、世界全体の発展に乗っかれるような投資先を選択し、それを長期間にわたり保有し続けることがよいとされます。

複利計算で雪だるま式に資産が増える
世界全体の経済は、年間約3%くらい成長していると言われます。
短期でみると大したことない数字ですが、長期目線でみるとすごいことになります。
なぜなら、複利の力が働くからです。
複利は、利子にも利子がつく状態のことです。
複利計算は、発生した利息を元金に加えて、元利金を次の期間の元金として利息を計算するので、雪だるま式に増えていきます。
この複利によって、年率3%の成長でも24年で元手が2倍となります。
資産を作っていくうえで、時間を味方につけることがいかに大切かがわかります。
運用のプロに任せる
投資信託とは、運用会社に投資を信じて託す。
投資のプロが運用してくれるので、私たちは資金提供さえすれば後はお任せ。相場を追いかける必要もなし。

投資信託を始めるには
投資信託を始めるには、証券会社や銀行などの金融機関で口座を開設しなければいけません。
新NISAを使うことで、投資で得た利益にかかる税金が非課税になります。
新NISAとは
NISAはNippon Individual Savings Accountの略で少額投資非課税制度と言われます。
投資で得た利益にかかる税金が非課税になり、少額からの投資を支援する制度です。
私は会社員ですが、給料や賞与から税金が引かれて支給されます。同じように株取引も売却益や配当に対して利益の約20%の税金がかかります。
例えば投資で500万円の利益が確定したときに20%なので100万円の税金を支払うことになります。これが新NISAを使った取引であればすべて非課税となり500万円がまるまる手元に入ることになります。
