アラカンwoman、shinoです。
本業のお給料だけでは足りず、副業を考えたのが2015年夏のこと。
今からもう10年も前の話です。
そこで出会ったのがクラウドソーシング。
当時、ネットでできるお仕事があるなんて思いもしなかったので、この手があったか、といくつかの企業に登録して仕事内容を検討してみました。
その中でもお仕事の量が多く、選びやすいと思ったのがコレ↓
Contents
初めての副業はデータ入力から
最初に行った仕事はデータ入力で、入力するだけなら簡単だと気軽に受けたところ、
これがまあ、大変!
24,000文字を48時間以内に入力して、報酬はたったの360円。
時間や場所にとらわれない働きかたが魅力だったはずが、
時間は取られる、報酬は低い。
これなら時給制のバイトのほうがまだマシ、と思ったほどです。
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副業に選んだのはデータ入力のお仕事|過酷すぎる現実に驚愕…!案件選びの重要性を痛感
アラカンwoman、shinoです。 第1子出産後、約10年の専業主婦を経て社会復帰。 手始めに3年ほどパートタイムをし、結婚前に取得した宅建免許を活かして不動産会社に正社員として復帰しました。 &n ...
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Webライターとの出会い
そんなとき、PCポチポチしながら案件を眺めていたら、
「Webライター募集」の文字が目に留まりました。
記事のテーマは暮らしや家事、節約といった身近な内容で、
「これなら私にもできるかも!」と思い切って応募してみました。
本格的にWebライターデビュー!
仕事の内容は、与えられたキーワードをもとにネットで情報を集め、 上位に表示された記事を参考にしながら執筆するというものでした。
右も左もわからない状態でしたが、私は“自分の言葉で書く”ことを大切にしていました。
時には、自分で撮った画像を添えることも。
同じテーマでも、自分の体験や感情を交えて書くように心がけました。
そんなふうに取り組んでいたら、少しずつ評価され、 半年後には「エグゼクティブライター」に昇進!
当時、ライターは約600名。
その中でエグゼクティブライターはたったの4名。
4名の中では最下位ではありましたが、わずか半年でその位置まで登れたのです。
深夜の執筆と引き換えの成長
ただし、副業でやるには時間が足りなさすぎました。
会社が終わり、夕食後の家事や入浴などを済ませ、執筆作業が開始できるのは21時とか22時くらいから。そこから深夜1時~2時くらいまでカタカタ……。
毎日4時間程度の睡眠時間。
そこまでしても月に15本提出するのがやっと。1万字超えの案件となると2~3日要していました。
報酬にして最高15万円。
だいたい平均して13万円ほど。
まあ、副業としては十分な金額です。
けれど、深夜作業と休日返上の生活を続けた結果——
ついに腰を痛めてしまいました。
それでもやり続けられたのは、
**「書くことが好き」**だったから。
そして、自分の書いた記事がネット上にアップされる喜びが大きかったから。
が、しかし……
「私はこの道で生きていくんだ!」
そう思っていた矢先、突然の出来事が起こりました。
Welq問題で世界が変わった
2016年12月。
あの「Welq問題」が勃発します。
健康・医療系サイトの記事の信ぴょう性が問われ、多くのキュレーションサイトが閉鎖を余儀なくされました。
私が関わっていたサイトも例外ではなく、仕事は一夜にして消えました。
当時のWebライター業界では、他の記事をそのままコピーして提出する人も多く、 “コピペ問題”が社会問題化していました。
私は自分の言葉で書くことを徹底していましたが、業界全体が疑われるような状況に。
真面目に取り組んでいた人たちも、次々と仕事を失いました。
ブログという新しい舞台へ
その後、別のライティング案件にも挑戦しましたが、単価が合わず。
「このまま続けていくのは難しい」と感じていた頃、
ネットで”ブログ”という存在を知りました。
Webライターは納品したら終わり。
けれど、ブログは資産になる。
しかも、自分が書きたいことが書ける。
そこから、自分のブログを立ち上げる決意をしたのです。
誠実に書くことの大切さ
ブログを始めたばかりのころは、
Webライター時代の「まとめ記事」スタイルが抜けず、
心のこもらない記事ばかり。
自分で読んでも何も刺さらない。
俗にいうキュレーションサイトのスタイルは、
引用に引用を重ねた内容を「いかがでしたか?」で締めくくるスタイル。
なんの責任も持たず、情報をただまとめるだけの記事の羅列。
そこには個人の感情や経験など一切ない。
こんな記事書いて、自分自身の楽しいわけがない。
そう思った私は、自分の言葉で語るスタイルへと舵を切りました。
試行錯誤しながら1000記事超えの超巨大雑記ブログができてしまったわけです。
(現在は整理不能状態ですが、私の備忘録として残しています)
Webライター経験がくれたもの
今思えば、Webライターの経験があったからこそ、
ブログを続けることができたのだと思います。
在宅でひとり、PCで収入を得るということは、
ある意味、誰にも頼れない世界。
でも、Webライター時代はスタッフさんがていねいに指導してくれました。
ここではじめて「SEO」「キーワード選定」といった基礎を学んだのです。
約1年半のWebライターで得た経験と知識は、
今でも私の中に生き続けています。
最後に
10年前に始めた副業が、今の自分につながっています。
振り返れば、あのとき勇気を出して「応募する」をクリックした瞬間が、 すべての始まりでした。