お肌の弾力が衰えてくる50代60代ともなればお肌の弾力が衰えていつの間にかブルドック肌に……。
毎日のお手入れ、ちゃんとやってますか?
化粧水、美容液や保湿クリーム、
ひと通り揃えるとなると
結構お高いですよね。
続けなければ意味がないし。
そこでプチプラだけど優秀なアイテムをご紹介します。
それは昔からある「馬油」
馬油というと火傷の特効薬のように捉えられることが多いですが、
それだけではありません。
馬油は、
エイジングケア世代のシミやたるみを改善する助けとなる可能性を秘めています。
今みたいにお化粧品のラインナップがなかった昔。
おばあちゃんの肌がツルツルなのは、馬油のお陰?

馬油とは
馬油は読んで字のごとく「馬」の「油」。
馬油は、馬のたてがみやお腹にある脂肪から抽出されます。
馬の脂肪組織を長時間煮込み、濾過して不純物を取り除いたあと、冷却してできた固形の油が「馬油」です。
馬油には殺菌作用や抗炎症作用があるため、火傷やあざ、湿疹などの皮膚トラブルの緩和に古くから使われてきました。
また強力な浸透作用によって角質間脂質のセラミドと同様の役割を果たすため、薬用だけでなく、美容にも利用されてきた天然の油です。
そして馬油にもグレードがあり、たてがみから抽出されたものが最高級の品質です。
馬油の特性
馬油の成分は、人間の皮脂にとても近い性質をもっているため、肌にのせるとスーッと馴染み、強力な浸透力で肌に吸収していきます。
ベタベタしたイメージがありますが、この浸透力によって馴染んでくれるため思ったよりも不快感はありません。
動物性の油脂であるにも拘わらず、植物性油脂に多く含まれる不飽和脂肪酸を63%も含んでいるため、コレステロールの沈着を防いでくれます。
ブースター代わりに
馬油は洗顔後の肌にのせ、化粧水前のブースターとして使用することができます。
馬油を塗ることによって、次に使うものの浸透力を高めてくれる働きがあるので、いつもの化粧水がより吸収され、肌内部の水分量が増し、潤いのある肌に導いてくれます。

意外にも脂性肌に合う馬油
馬油は油なので、ニキビ肌には合わないようなイメージがありますが、まったくの逆です。
馬油にはαリノレン酸が含まれており、ニキビ痕の炎症や赤ニキビの症状を鎮めてくれます。また肌の新陳代謝を活発にしてくれるビタミンE誘導体が含まれています。
ニキビ肌のジュクジュクしたところに馬油を塗ると、皮脂の分泌量を適正にコントロールして皮脂量を安定させてくれます。

リップケアとしても有効
乾燥した唇に馬油を塗ってしばらくラップをかぶせてパックすると、潤いのある唇になります。
馬油は天然成分のため口に入っても害はないので安心して使うことができます。

馬油パック+美容液がおすすめ
step
1洗顔前の肌に
洗顔前に顔全体のたっぷりと馬油をのせ、ゆっくりと顔になじませていきます。
step
2しばらく置く
1分くらいするとお肌がふわっと浮いたような感じになり、油分が汚れを浮かしだしているのを感じます。そのまま5分ほど放置です。
お風呂の中で行う場合、ここで湯舟にじっくり浸かってもいいですね。
step
3優しくティッシュオフ
そのあと優しくティッシュオフしていつもの洗顔を行います。
step
4日常使いの美容液
そのあとで日頃使っている美容液をつけ、いつもの化粧水ケアをすると、いつもにもましてしっとりとしたお肌を実感することができます。
馬油はクレンジングとしても使用することができますが、その場合時間をおかずティッシュオフしましょう。
時間をおくと、馬油の強力な浸透力によって、化粧品の成分まで肌内部に取り込まれてしまいます。
