最近、顔がたるんできた…と顔にばかり意識が向いていませんか?
何をやってもたるみが解消しない、年だから仕方ないとあきらめていませんか?
実はそのたるみ、頭皮からきている可能性もありますよ。
Contents
頭皮のたるみ=顔のたるみってホント?!
まず頭の筋肉について知っておきましょう。
頭の筋肉は、前頭筋、後頭筋、側頭筋といった3つの筋肉があります。
前頭筋
おでこ(額)から眉毛までを覆っている筋肉。眉毛を動かす働きがあります。
側頭筋
側頭部から顎の骨をつないでいる筋肉。この筋肉が収縮することで咀嚼することができます。
後頭筋
頭蓋骨と首の骨をつないでいる筋肉。
これらの筋肉が凝り固まっていると、頭痛やめまい、肩こりを引き起こします。そして、筋肉が衰えることによって、顔の筋肉を上に引き上げる力が低下します。
頭と顔は一枚の皮膚で繋がっているため、頭皮がたるんでくると、上に引き上げる力が弱くなり、たるんだ皮膚が下に垂れ下がってきます。
頭皮がたるむ原因
では、頭皮がたるむ原因をみていきましょう。
加齢による頭皮の皮膚の衰え
頭皮も顔と同じ皮膚です。加齢によって筋肉が衰えると、コラーゲンやエラスチンが減少し顔がたるむように頭皮もたるみます。頭皮がたるむとその肉が下に垂れ下がり顔もたるんでしまいます。
紫外線による頭皮の乾燥
紫外線によって表皮のバリア機能が低下し、コラーゲンが破壊され肌の弾力が失われます。またターンオーバーの乱れも引き起こし、たるみの原因となってしまいます。
顔は、日焼け止めクリームなどで対処できますが、頭皮はUVケアをしにくい部位でもあるため、紫外線の影響をもろに受けてしまいます。
睡眠不足
睡眠不足や疲労がたまると、皮膚の細胞がダメージを受けてシワやたるみの原因になります。
人間の体は夜にしっかり睡眠をとることで、成長ホルモンを分泌し、ターンオーバーを促しています。ところが睡眠不足で成長ホルモンの分泌が減ると、自律神経や体の再生機能などが乱れ、顔や頭皮の筋肉が衰えてしまいます。
頭皮のたるみ具合セルフチェック
では頭皮のたるみ具合をチェックしてみましょう。まずは筋肉の凝りを検証してみましょう。
頭の筋肉の凝りをチェック
- おでこの生え際を指の腹でぐっと5秒ほど押します。2分後に押した場所が凹んだままだと前頭葉が凝っている可能性あり
- つむじの部分を指でつまんでみましょう。つまみにくかったり、痛かったりした場合、凝っている可能性あり
- 両手をグーにして耳元にあてグリグリ回します。痛みを感じたら側頭筋、後頭筋が凝っている可能性あり。
頭皮のたるみチェックリスト
頭頂部の皮膚がつまめない
頭頂部の髪の毛がチリチリ毛が増えてきた
分け目はいつも同じ場所
耳の上の頭皮がつまめる
頭頂部の皮膚がつまめない
頭皮の色が赤、もしくは黄色っぽい(青白ければたるんでいない)
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?3つ以上当てはまったなら、頭皮がたるんでいる可能性があります。
頭皮のたるみ改善方法
美容液をつかって保湿ケア
プラセンタなど成長ホルモンの分泌を促す美容液などを使って、朝晩頭皮につけてマッサージしましょう。
とくにお風呂上りのタオルドライをした後すぐの頭皮につけるのがおすすめ。頭皮が濡れていて毛穴が開いた状態のほうが浸透しやすいです。そのあと、通常通りドライヤーで仕上げます。
紫外線対策をする
紫外線が一番多い時期は5月~9月にかけて。時間帯は午前10時~午後2時といわれています。この時期の外出には帽子を着用し防ぐことが大切。またこれ以外の時期でも通年を通して紫外線は降り注いでいます。
頭皮は髪の毛に隠れていて大丈夫と思いきや、紫外線は通過してしまうためケアはしたいもの。
そうはいっても頭に日焼け止めクリームを塗ることは現実的ではありませんね。
紫外線を浴びたあとのケアが大切になってきます。
ビタミンA、C、Eを含む食べ物を積極的に摂取したり、ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体配合の化粧品を使ったりして、肌の回復を早めるケアを行いましょう。
マッサージでたるみ解消
頭皮のマッサージを行うことにより血行促進ができ、頭皮の隅々に栄養分を運べるようになります。
そこでぜひ実行したいのが、シャンプー時のマッサージ。シャンプーするときは洗うということよりも頭皮をマッサージするイメージで行います。
まず、頭の一番てっぺんにある「百会(ひゃくえ)」というツボをゆっくりプッシュします。両手の中指を重ねて押さえるといい具合に力が入ります。ただし力の入れすぎはよくありません。痛きもちいいくらいがいいでしょう。
次にマッサージをしていきますが、ポイントは下から上へ中心に向かって動かしていくこと。頭の血液は下から上へと流れているので、それに従ってマッサージしていきます。
百会のツボに向かってマッサージしていくといいでしょう。
良質な睡眠をとる
頭皮のたるみだけではなく、髪や肌全般にいえますが、成長ホルモンを多く分泌することで、昼間に受けた肌や頭皮のダメージを軽減することができます。
成長ホルモンがしっかり分泌されるためには、良質な睡眠をとることが大切です。寝てすぐに現れるのがノンレム睡眠といわれ、脳が休息している状態です。睡眠の最初の3時間がもっとも大切で、ここでぐっすり眠ることができれば睡眠時間ば短くても良質な睡眠といえます。逆に眠りが浅いと成長ホルモンの分泌量が少なくなるため、寝ているのに疲れが取れない、肌が回復しないなどすっきりと目覚められない可能性が高くなります。
朝の目覚めが悪い方は、朝起きたらまず太陽の光を浴びてみましょう。体内時計がリセットされ、セロトニンという物質が分泌されます。セロトニンは夜、分泌されるメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を促してくれる重要な成分です。
毎日の食べ物から見直す
頭皮のために細胞やホルモンをつくるタンパク質の摂取と、それを促進するビタミン、ミネラルをきちんと摂取することが大切です。
大豆や季節の野菜、果物、わかめなどの海藻類をバランスよく摂り入れて、内側からもケアしましょう。