鏡をみて顔のたるみに驚愕していませんか?いつもは正面からしか鏡を当てて見ないのが、ふとした拍子に下から鏡を当てたところ、引いた顎の下に無数のしわとたるみが…。
これって何?
Contents
顔がたるむ原因
顔がたるむ原因はさまざまあります。主な原因を見てみましょう。
- コラーゲンの減少により肌の弾力が低下する
- 紫外線による肌弾力の低下
- 睡眠不足
- 頭皮のたるみが影響
- 猫背などの姿勢の悪さ
1.コラーゲンの減少により肌の弾力が低下する
コラーゲンはタンパク質の一種で人体を構成する重要な成分のひとつです。私たちの体をつくっているタンパク質のうち約30%はコラーゲンで担っています。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織という3つの層に分かれており、コラーゲンは真皮層にあり、アミノ酸がつながってできた鎖を3本組み合わせた「三重らせん構造」をしています。
この三重らせん構造により、細胞同士をつなぐ接着剤のような役割を果たしており、表皮を下支えしてハリと弾力を与えてみずみずしい健康な肌を保つ働きをしています。
新陳代謝の低下によってコラーゲンが減少
加齢によって新陳代謝が低下すると、コラーゲンの産生自体が低下し、減少していきます。コラーゲンが不足すると、肌の保水力が低下し肌が乾燥してしまいます。
皮膚の乾燥も要注意
顔下半分がもたついてくるのは、肌が乾燥することによって、水分不足になることが要因のひとつです。乾燥する原因は加齢だけではなく、気温や湿度の低下、紫外線なども挙げられます。
肌の保水量が低下するとターンオーバーのサイクルを乱します。
喫煙もNG
タバコに含まれるニコチンは、コラーゲン同士をつなぎ合わせているエラスチンという物質を破壊してしまいます。また煙の成分がコラーゲンを生み出すときに必要なビタミンCを破壊してしまうため肌にダメージを与えてしまいます。
1日に必要なビタミンCは成人では100mg。喫煙者は1日に35mg多くビタミンCを摂取する必要があります。
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2.紫外線による肌弾力の低下
紫外線は肌にシミやそばかすを作るだけでなく、顔のたるみにも大きく影響します。
紫外線を浴びると、肌内部にあるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを作り出す線維芽細胞を傷つけ、皮膚の内部で活性酸素を生み出します。活性酸素はコラーゲンの繊維を硬くしてしまうため、皮膚のハリや弾力が低下してしまいます。
夏などの紫外線が強い時期に外出するときは、必ず日焼け止めなど塗布してUVカットするようにしましょう。
3.睡眠不足
直接的な要因ではありませんが、睡眠不足も顔のたるみを引き起こす要因となります。
しっかり睡眠を取ることで成長ホルモンが分泌され肌の細胞の産生やターンオーバーが整います。ところが睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が不十分となり、新陳代謝の低下につながります。
一般的に最も成長ホルモンの分泌が盛んに行われるのは、22時から2時までの4時間で、これを「肌のゴールデンタイム」と呼んでいます。この時間帯に睡眠を取るようにしましょう。
しかしただ眠ればいいというものではなく、睡眠の質も重要になってきます。
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4.頭皮のたるみが影響
顔のたるみが気になるからと顔ばかりケアしていても改善しないこともあります。実はそのたるみ、頭皮が原因ということもあり得ます。
顔と頭は1枚の皮膚で繋がっているため、頭皮がたるむと、顔に下がってきます。頭皮は髪で覆われているためたるみが目視できない箇所でもあります。
頭皮も顔と同じようにコラーゲンが減少することによって保水量が不足し、たるんできます。
抜け毛や枝毛が多いと感じる方や、頭皮にトラブルを抱えている方は、顔のたるみにも影響することも。ヘッドマッサージや規則正しい生活を行い、良質な睡眠を取って頭皮も元気にしてあげることが大切です。
5.猫背などの姿勢の悪さ
意外に思うかもしれませんが、姿勢の悪さも顔のたるみの要因となります。猫背などの姿勢の悪い状態を続けていると、体に歪みができて、体内の血液循環が悪くなってしまいます。
血液の循環がうまくいかないと、老廃物が体内に蓄積されてしまいます。