プラセンタには豊富なアミノ酸が含まれています。
そもそもアミノ酸の何がどういいわけ?…と疑問に思ったのでまとめてみました。
最近、髪がパサパサで艶がない…
疲れがなかなか取れない…
これはもしかしてアミノ酸が不足しているかも……??
Contents
プラセンタに含まれるアミノ酸とは?
アミノ酸とは、タンパク質が多数結合したものを言います。皮膚細胞の代謝を高め、肌にうるおいを与え、血液やホルモンを正常な状態にしてくれます。
タンパク質を構成する20種類のアミノ酸
人の体をつくっているタンパク質は、20種類のアミノ酸からできています。
この20種類のアミノ酸は、体内で合成できない必須アミノ酸と、体内で合成できる非必須アミノ酸に分類されます。
体で合成できない必須アミノ酸(9種類)
- バリン(Val)
- ロイシン(Leu)
- イソロイシン(Ile)
- トレオニン(Thr)
- ヒスチジン(His)
- リジン(Lys)
- メチオニン(Met)
- フェニルアラニン(Phe)
- トリプトファン(Trp)
非必須アミノ酸
- グリシン(Gly)
- アラニン(Ala)
- セリン(Ser)
- プロリン(Pro)
- アスパラギン酸(Asp)
- アスパラギン(Asn)
- グルタミン酸(Glu)
- グルタミン(Gln)
- システイン(Cys)
- アルギニン(Arg)
- チロシン(Tyr)
肌の天然保湿成分はアミノ酸が必須
肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」からなっており、さらに表皮は、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層からなっています。
基底層で生まれた細胞は形を変えながら28日~58日かけて上の層に押し上げられて角質となり、やがて剥がれてしまいます。これをターンオーバーと言います。
アミノ酸は、肌の細胞を作る原料として、ターンオーバーを活発にする働きがあります。
ターンオーバーが正常に行われるには、角質層の中に水分がどれだけあるかが大切になってきます。
アミノ酸は、肌の保湿に必要な天然保湿因子(NMF)もつくられます。
肌にハリを持たせるコラーゲンもアミノ酸
肌に弾力を与えるコラーゲンは、そのまま食べても肌に届くわけではありません。
コラーゲンを摂取すると、体内でアミノ酸に分解され、アミノ酸として吸収されます。
スキンケアでは、コラーゲンを摂取するよりも、いかに良質なアミノ酸を肌に届け、浸透させるかが重要になってきます。
アミノ酸の量が多いほど肌にハリを与えます。
傷ついたキューティクルケアにアミノ酸
サラサラとした髪の毛は、水分が保たれています。その重要な役割を担うのは、キューティクルと呼ばれる毛細表面の組織です。
アミノ酸はキューティクルの保湿成分です。
パサパサした髪は、キューティクルの損傷が大きくアミノ酸の量も減っています。
プラセンタに含まれるアミノ酸
プラセンタは20種類のアミノ酸が含まれ、多種多様のタンパク質を構成しています。
特に体で合成することができない必須アミノ酸を豊富に含んでいるため体の成長を促してくれます。
馬プラセンタVS豚プラセンタ
アミノ酸含有量は、豚プラセンタよりも馬プラセンタのほうが多く含まれており、その差は約300倍とも言われます。
また、馬プラセンタには、豚プラセンタには含まれない6種の必須アミノ酸も含まれているので、アミノ酸の含有量で選ぶなら断然馬プラセンタがいいでしょう。
馬のみ含まれているアミノ酸
- イソロイシン…筋肉を増強させる働き
- リジン…集中力を高める、受精率を高める、単純疱疹の感染予防
- ロイシン…筋肉の基本的なエネルギー源となる、肝機能向上
- トレオニン…タンパク質の働きをスムーズにする、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ
- メチオニン…コレステロールを下げる、精神分裂症・パーキンソン病の治療の助けとなる
- フェニルアラニン…抗うつ薬的に働く、食欲抑制のサポート
>>>疲れやすくストレスが溜まりやすいあなたに馬プラセンタがいい理由
プラセンタの効果
こんな方におすすめ
- 最近疲れがち
- 髪の毛がパサパサでコシがない
- 肌にハリがなく、弾力性を失った
- 最近体脂肪が増えてきた
- 気分が落ち込んだり、記憶力が低下している
摂取方法は?
サプリで摂取
アミノ酸はタンパク質を構成する栄養成分で、通常の食事をしていれば十分摂れています。ところが不摂生な食生活や過度な食事制限をするとアミノ酸が不足してしまいます。
食事で摂ると、タンパク質は腸管でアミノ酸に分解されてから体内に吸収するので、消化吸収までに時間がかかります。
サプリで摂取すると、アミノ酸はそのまま吸収されるためタンパク質よりも早く吸収されます。
吸収されてからの働きは食品でもサプリでも変わりはないですが、即効性ということではサプリが早いということです。
化粧水や美容液として
アミノ酸には水分を吸着するという働きがあるため、肌にうるおいを与えてくれます。また分子量が小さいので肌に浸透しやすく、肌と同じ弱酸性なので刺激が少ないのも特徴です。
アミノ酸の中の下記の成分がとくに肌にいいとされています。
- プロリン…コラーゲンの生成を助ける
- アルギニン…保湿とコラーゲンの生成を助ける
- アラニン・セリン…天然保湿成分(NMF)を構成する一つ。肌に潤いを与える
- グリシン…ターンオーバーを正常化し肌のキメを整える
- グルタミン酸…アミノ酸系界面活性剤の一つ。肌を保湿する
- リジン…キメを整え肌を柔らかくし、ハリとうるおいのある肌へ
- アスパラギン…角質層の細胞分裂を促進、ターンオーバーの正常化、バリア機能の正常化
- システイン…メラニンの生成を抑制。ターンオーバーの正常化
まとめ
バランスのよい食生活は大切ですが、毎日一定量のアミノ酸を補うには、一定の比率で食べ物から摂らなければなりません。
バランスが崩れると、体の中でタンパク質を効率よく作れず、ムダが出てしまいます。
そこで20種類のアミノ酸が豊富に含まれているプラセンタで補給してあげるのもひとつの方法です。
もちろん、スキンケアにもNMFを増やすアミノ酸を補給するかが大切!
健康な体づくりに欠かせないアミノ酸をしっかり取り入れて、活力ある毎日を過ごしましょう。